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2025年9月14日に行われました関東学生ラクロスリーグ戦東京大学戦の戦評を掲載させていただきます。
試合は17-3で慶應の勝利です。詳しい結果はこちらをご覧ください。
FINAL4進出の可能性は絶たれたものの、最後まで慶應らしいラクロスを体現するべく臨んだリーグ最終戦。
互いの意地を懸けた一戦は、#19 澤田の力強いドローから幕を開けた。
序盤こそ相手に先制を許すも、#46 宮原の強い1on1から生まれたフリーシュートのリバウンドを#71 三好が決め切り、すぐさま同点に。続いて#88 藤岡が鋭いシュートを沈め、さらに澤田のフリーシュートから再び藤岡が得点を重ね、一歩リードを奪う。終盤には厳しいマークを受け続けていた#03 秋山がフリーシュートを決め切り、エースらしい一撃でチームを鼓舞。守備面でも#08 藤田、#34 都村の1on1対応や守護神#51 矢嶋の好セーブが光り、1Qを4-2でリードして終えた。
続く2Q、慶應は#71 三好がゴール脇でのインターから素早く得点し、流れを掴む。さらに#88 藤岡が力強いダッヂで相手守備を突破すると、#03 秋山からのパスを受けた#89 村山が豪快なシュートを決める。ドロー後のサークルでは、#14 柏木やリーグ戦初出場の#83 松岡の鋭い寄りで慶應のポゼッションを継続。その後ディフェンスシーンになるも、#08 藤田や#96 辻田が体を張った守りを見せ、最後はゴーリー#12 中原がセーブを連発。終盤、#39 重村と#88 藤岡が立て続けに仕掛けてシュートを放つも、相手ゴーリーに阻まれブレイクを許す。しかし、ここでゴーリー#12 中原が冷静なセーブを見せ、再び慶應ボールへ。そこから#77 安達、#03 秋山、#88 藤岡とテンポ良くパスが繋がり、最後は鮮やかなシュートで追加点。勢いを完全に取り戻した慶應は、8-2と大きくリードを広げて前半を折り返した。
迎えた3Q、#71 三好の鋭い反応からポゼッションを得た慶應は攻撃的な姿勢を崩さない。#39 重村がリーグ戦初出場ながら落ち着いた一撃を沈め9-2。続いて#03秋山が針穴に糸を通すような精度のシュートを決め10-2とすると、#19 澤田がわずか7秒で追加点を挙げ11-2。さらに#03 秋山のダウンボール処理から#19 澤田へ繋ぎ12-2と突き放す。相手にポゼッションを奪われる場面もあったが、#08 藤田の固い守備、#34 都村と#90 増田の連携から再び攻撃を構築する。#89 村山の見事なクロスワークから#88 藤岡が華麗なターンから5点目を決め13-2。直後に1点を返され13-3となるも、流れを渡さず3Qが終わる。
4Qは最初のドローを奪われると互いに攻守がせめぎ合う展開が続く。しかし、#03 秋山が技ありのフリシューを決めて14-3とすると、#12 中原の好セーブが続き、守備からリズムが生まれる。その後ハーフ付近でパスを受けた#30佐藤が強気な突破から15-3。終盤には#88 藤岡のパスから#39重村が再び決め16-3とし、慶應の勢いは止まらない。残り2分半、#71 三好からの冷静なパスを受けた#03 秋山が豪快に振り抜き4点目、17-3。有終の美を飾る一撃で試合を締め括った。
4年生の最後まで全力で戦い抜く姿は、観客の心に深く刻まれた。この悔しさを胸に、来年こそFINAL4へ、そして日本一の舞台へ向かう。
今年度のリーグ戦は本試合をもって終了となります。ここまで多くのご声援をいただきありがとうございました。今後とも変わらぬご声援の程よろしくお願いいたします。